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レアルコンサルティングの
安次富(あしとみ)です。
ちょっと考えてみて下さい。
あなたは単身者向けの
ワンルームマンション投資を
検討しているとします。
さて、あなたなら
どんな需要を狙いますか…?
…
…
大学の近くにあって
学生の需要がありそうな
エリアでしょうか?
あるいは、
若者向けのお店が多くて
20代独身の方が好みそうな
エリアでしょうか?
それとも、
駅から少し離れた物静かな住宅街で
ご年配の方が好みそうな
エリアでしょうか?
これには正解があるわけではないのですが
賃貸需要を調べる上でひとつ
意識しておいて頂きたいことがあります。
それは
賃貸需要の『質』
です。
例えば、大学生をターゲットにした場合、
どんなことが考えられるでしょうか?
・最大で4年しか借りない
・途中でキャンパスが変わる学部だったら
引っ越してしまう
・大学が無くなったら終わり
などが考えられます。
では、20代の若者はどうでしょうか?
例えば、こんなことが考えられます。
・就職、転職、同棲、結婚など
引っ越しにつながる出来事が起こりやすい
・給料が上がってくると
もっと良い条件の物件に引っ越す
このように、入れ替わりが激しいと
空室になる期間ができたり、
募集の広告費などで
キャッシュフローに影響が出ます。
敷金が取れていなければ
原状回復クリーニングの費用も
負担しなければなりません。
では、ご年配で単身の方を狙った場合は
どうでしょうか?
・引っ越しにつながる出来事が少ない
・変化を好まない方が比較的多い
もちろんこれは傾向に過ぎませんし
私の偏見も入っていると思います。
ただ、もし60歳の方が入居されて
80歳過ぎまで住んでくださると考えたら
入居者1人だけで投下資金が
ほぼ回収できます。
みんながみんな新しい物件を
選ぶとは限りませんし
和室の畳部屋が好きな人もいます。
「住み続けてくれる人」
に注目することで
空室リスクは下がるのです。
こういった需要に関する情報は
ポータルサイトや販売チラシでは
わかりません。
築年数や利回りのような、皆が見ている
表面的な数字だけを見て物件を探していると
いつまでたってもその他大勢から
抜け出すことはできません。
そのエリア、その物件の部屋を
借りたいと思う人がどんな人なのかを調べて
・見込める賃貸期間
・引っ越しにつながる要因
まで想定して物件を選ぶことで
空室になるリスクを避けることができます。
賃貸需要の『質』
ぜひ意識してみてください。
-追伸-
賃貸需要の話が続いたので
次回は違う話題にしたいと思います。