不動産業者から優良物件を紹介してもらう方法⑤

 

レアルコンサルティングの

安次富(あしとみ)です。

 

これまで5回にわたって

お伝えしてきた業者攻略法も

いよいよ大詰めです。

 

物件の情報が入ってくる会社を見つけ

優秀な担当者にも出会った。

 

あとは物件の紹介をしてもらうだけ。

 

しかし…

 

物件を探している人は

星の数ほどいらっしゃいます。

 

同じような属性、資産状況の方も

少なくありません。

 

担当者の周りはあなたと同じく

物件を探しているライバル達で

溢れかえっています。

 

では、一体どうすれば

ライバルたちを差し置いて

物件の紹介を受けられるのか?

 

これが業者攻略法、最後のテーマです。

 

具体的なテクニックをお伝えする前に

重要なマインドセットが3つありますので

先にお伝えしておきます。

 

テクニックというのは

マインドセットのできている人が

当たり前にやっていることです。

 

マインドセットをないがしろにして

テクニックだけ覚えても応用が利きません。

 

逆にマインドセットさえできていれば

どんなことが起きてもゴールに向かって

確実に前へ進むことができます。

 

良い物件を紹介してもらうために

この3つは必ず、心に深く

刻み込んでおいてください。

 

1つ目のマインドセットは

 

“買う客”だと認識してもらう

 

です。

 

以前お伝えしたとおり、

 

担当者は

 

「この人に紹介すれば買って頂ける」

 

という『確実性』を重視して

物件を紹介する相手を決めます。

 

なので、

 

良い話が来たらすぐに判断して

購入できる状態を作っておく

必要があります。

 

そして、その準備ができていることを

担当者にも知っておいてもらうのです。

 

担当者も結局は買って頂くことが

目的なので、そこを外してはいけません。

 

2つ目のマインドセットは

 

『お客様ではなく投資家である』

 

です。

 

セミナーに参加される方や

ネットから問い合わせをされる方で

 

「良い物件があったら買いますよ」

 

といった“お客様スタンス”で

お話をされる方がいらっしゃいますが

これはオススメしません。

 

良い物件の情報は

誰もが欲しがっています。

 

担当者から見た時に

紹介先はいくらでもあります。

 

そう考えると

 

「買ってあげる」

 

でなく

 

「売って頂く」

 

と考えたほうが自然です。

 

自分は物件を買う“お客様”ではなく

優良な投資案件を紹介して頂く

“投資家”であり、

 

案件を紹介してくれる担当者とは

対等な関係である、

 

というスタンスで接するべきなのです。

 

これをビジネスに置き換えると

担当者はビジネスパートナー

と言えるでしょう。

 

最後のマインドセットは

 

『メリットを与える』

 

です。

 

これは意識している方が

ほとんどいないと感じています。

 

しつこいようですが、

 

自分はその他大勢のひとりである

 

という前提に立つ必要があります。

 

そういった状況下で

儲かる投資案件の情報を

持っている側からすると

 

『あなたに紹介するメリット』

 

がひとつの判断基準になってきます。

 

これは聞いた話ですが、

 

ある不動産会社では

毎月100万円以上かけて

物件の情報提供者を

接待しているそうです…。

 

「安次富さん、それはつまり

接待しろということですか?」

 

いいえ、もちろん接待しろと

言っているわけではありません。

 

私がお伝えしたかったのは、

 

プロである不動産会社も

そのくらい必死になって

情報提供者にメリットを与え

情報を入手しようと努力している

 

という“温度感”です。

 

不動産投資の世界は

数千万、数億単位で儲けてやろうと

目をギラギラさせている連中が

しのぎを削っている場所なんです。

 

そのことを忘れて他の人と同じように

行動していても成功するのは難しいですし

最悪、騙されてしまいます。

 

あなたにはそんな“被害者”には

なっていただきたくないのです。

 

ということで今回は

3つのマインドセットを

お伝えしました。

 

長くなってしまったので

具体的なテクニックは次回にします。