4-2.資金調達

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4-2.資金調達

当たり前の話ですが、

持っているお金以上の物件は買えません。

 

融資を受ける場合も

物件価格の1〜3割程度の

自己資金が必要になることがほとんどです。

 

「優良物件が出てきたのに

資金が足りなくて買えなかった」

 

という時ほど残念なことはありません。

 

しかし…

 

自己資金が多いことによるメリットは

買える物件の幅が広がることだけではありません。

 

例えば、次のようなものもあります。

 

 

1:目標達成のスピードが早くなる

 

一般的に価格帯が大きければ大きいほど

家賃収入や売却益も大きくなります。

 

1億円の物件が1億2000万円で売れることはあっても

1000万円の物件が3000万円で売れることは

まずないでしょう。

 

目標を早く達成するには

自己資金を増やして

価格帯の大きい物件を買うのが有効です。

 

 

2:良い物件が買える可能性が高まる

 

物件を紹介する不動産会社にとっては

紹介した物件を買ってもらわなければ

仲介手数料が入りません。

 

物件の紹介はボランティアではなく

ビジネスですので

 

熱心だけどお金がない人

 

 

熱心でなくてもお金を持っている人

 

では、どうしても後者を

優先してしまいがちです。

 

ですから、自己資金が多く

 

「買える人」

 

でなければ、良い紹介は

なかなか受けられないのです。

 

また、物件の購入ルートによっては

融資が使いづらいものがあります。

 

例えば、競売や任意売却案件のように

短期間での現金決済が求められるものです。

 

自己資金が豊富であれば

融資前提の人が参入できない

購入ルートを狙うことで

 

良い物件を購入できる可能性を

高めることができます。

 

 

3:手間と失敗するリスクを減らせる

 

不動産投資、特に家賃収入を目的とする場合は

やらなければならないことが多岐に渡ります。

 

自分で全部やっていたら

体がいくつあっても足りません。

 

建物管理や入居者対応などは

賃貸管理会社にお願いするケースが

少なくありませんが、

 

それ以外にも

 

物件探し

物件調査

金融機関開拓

買付

契約

リフォーム

法務

税務

 

など、専門家に任せようと思えば

任せられる分野がたくさんあります。

 

専門家に任せることで自由な時間ができたり

失敗するリスクを減らすことができます。

 

当然報酬が必要なので

資金力があればあるほど

「任せる」という選択肢を

選びやすくなります。

 

 

このように、現金で買うにしても

融資を受けて買うにしても

自己資金がどれだけあるかは

とても重要なんです。

 

というわけで

投資戦略立案の第一ステップは

 

「資金調達」

 

です。

 

今の自分の貯金を前提にするのではなく

 

「どうすれば資金を増やせるか」

 

という視点を持つことは大切です。

 

不動産投資で成功した方の中には

 

最初の物件を購入した時の資金は

親族から借りた

 

という方もいらっしゃるようです。

 

「親族に借金して資金を作ってください」

 

とまでは言いませんが

ワークを活用して

自己資金を増やす戦略を立てましょう。