2-2.リソースを棚卸しする

2-2.リソースを棚卸する

目標が同じでも、今のあなたに
どのようなリソースがあるのかによって
取るべき行動やアプローチが変わってきます。

不動産投資はライバルとの物件の奪い合いです。

自分が持っているリソースを
最大限に活用しなければ
なかなか勝つことは出来ません。

戦略を立てる前に、
今自分が活用できるリソースには
どんなものがあるのか整理しておきましょう。

リソースは次の項目について考えてください。

1:資産

今持っている不動産や金融資産だけでなく
経済的な価値のあるものをできるかぎり書き出してください。

現金以外のものは売って
自己資金に充てることも検討しますので
売ってお金になるようなものを含めて
思いつく限り書き出してください。

2:人脈

ここでいう人脈とは、

・自分が困った時に助けてくれる人
・自分のために行動を起こしてくれる人

のことです。

・家族
・親族
・友人
・取引先
・ビジネスパートナー

といった切り口で挙げてください。

不動産投資と直接結びつかない人でも構いません。

3:時間

月曜日から日曜日まで、
それぞれどのくらい不動産投資に
時間を割けるかを数字で出してください。

時間があれば、多少手間のかかる物件でも運用できます。

しかし、時間がなければ
手間のかからない物件やチーム作りを
優先しなければなりません。

また、やるべきことがたくさんある中で

「自分で対応する範囲」

を考える上でも、

自分が使える時間を意識することは重要です。

4:知識・経験・スキル

専門スキルや得意分野は
パートナーとの関係づくりで活かせることがあります。

毎月の家賃収入を得るための不動産投資は事業です。

事業にはパートナーが必要で、
パートナーとの関係づくりの秘訣は
Win-Winの関係になることです。

そのためには相手に何らかの価値を与えることが大切です。

これは実際にあったことですが、

プレゼンテーションの得意な方が
あるセミナーの資料作りをサポートしてくださり
とても助かったことがあります。

その方には物件を優先してご紹介したり
今も良いご関係を続けさせて頂いています。

与えられる価値が無ければお金を払うしかありません。

仕事だけでなく、プライベートも含めて

「自分はどんなことで力になれるのか?」

一度よく考えてみてください。

5:信頼度

属性や不動産投資での実績がこれにあたります。

融資を受ける場合も、
協力してもらう専門家と関係を築く上でも
あなたが信頼できる人物なのかが重要です。

金融機関や不動産会社をはじめとする関係者から見て
あなたの信頼性につながるものにはどんなものがあるか
洗い出してみてください。