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レアルコンサルティングの
安次富(あしとみ)です。
最近、こんなことを考えていました。
物件探しで困っている個人投資家の方と
プロでは一体何が違うのか?
ようやくその答えが
わかったような気がします。
あなたは何だと思いますか?
実は、
価格や立地、積算評価など
判断材料にする「項目」には
それほど違いはありません。
決定的に違うのは…
…
…
『優先順位』
だったんです。
ちょっとここで手を止めて
挙げてみてほしいのですが
あなたは物件の購入判断をするときに
・どんな項目を
・どんな優先順位で
見ていますか?
私は普段、9つの項目を使って
判断をしています。
優先順位の高いものから
発表していきますので
あなたの判断基準と比べてみてください。
1:取得価格
2:賃料
3:賃貸需要(立地)
4:再販価格(出口)
5:都市計画(建ぺい率・容積率・用途地域)
6:積算評価
7:構造
8:築年数
9:金融機関
さて、いかがでしょうか?
あなたの項目、優先順位と
どのくらい違うでしょうか?
これは私の感覚ですが
多くの個人投資家の方は
私にとっては優先順位の低い
6:積算評価
7:構造
8:築年数
9:金融機関
を重視している印象を受けます。
融資が引けなければ
物件を買えないので
仕方ないのかもしれませんが
『物件を買うことが目的』
になっているような気がしてなりません。
以前の記事でお配りしたレポート
キャッシュフローを最大化する7つの戦術
にも書きましたが
「融資が引ける物件を買う」
のではなく
『儲かる物件に融資を引く』
ことを肝に銘じてください。
特に、ローンと物件を
セット販売しているような
業者には注意が必要です。
「フルローンが付きます」
「自己資金ゼロで買えます」
のような魔法の言葉で
キャッシュフローが出ない物件を
販売していることがほとんどです。
毎月の収入を増やしたい
投資家にとって大切なのは
融資が受けられることではなく
不動産オーナーになることでもなく
キャッシュフローが出ることです。
1:取得価格
2:賃料
3:賃貸需要(立地)
4:再販価格(出口)
5:都市計画(建ぺい率・容積率・用途地域)
これらは「儲かる物件」を
見極めるための項目です。
不動産の現在価値だけでなく
「潜在的な価値」
を見ることができます。
そして、その潜在的な価値を見誤り
現在価値が低く見られている物件こそが
お宝物件、儲かる物件なのです。
一方、
6:積算評価
7:構造
8:築年数
9:金融機関
は、融資を受けるための項目です。
そもそも銀行は不動産の
本質的な価値を評価しているのではなく
ローンが返せなくなった時に
貸したお金を回収できるか?
つまり、
今競売に出したらいくらになるのか?
という目線で数字を出しています。
ですから、現在の価値しか見ません。
「儲かる」が先か、「融資」が先か、
不動産投資がうまくいかない人は
ここが反対になっているのだと
感じています。
一発逆転の裏技
のようなテクニックを
求めている人にとっては
つまらない話かもしれませんが
次回からは、
儲かる物件を見極める項目について
ひとつずつ解説をしていきます。
もしあなたが不動産投資家としての
『実力』をつけたいとお考えなら
ぜひ楽しみにしていてください。